FC2ブログ
元外為ブローカーの税理士への道のり
ロックバンド、外為、FP、そして税理士へ・・・そんなオヤジのあれこれです。
11 | 2018/12 | 01
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

税制改正議論の堂々巡り
 配偶者控除の廃止を見送り、この配偶者控除の要件を変える方向で議論しているとのこと。103万円という適用要件を150万円に引上げるという案が出ているそうです。ここまでなら得だとかこれを超えると損だとかという「壁」を上に引き上げるということです。

 103を150に引上げれば、103万円を超えないように調整していた方にとっては150万円まで余裕ができるわけですから、具体的には月々あと4万円程多く働くことができます。では、今150万円前後の収入の方はどう考えるでしょう。103万円はとても調整できる線ではなかったので自分には関係無いと思っていたけれど、自分の収入に近くに「壁」ができれば話は別です。155万円、160万円の年収の方はもしかしたら、あと5万円、10万円調整しようと思うようになるかもしれません。そうなれば、新たに「150万円の壁」ができるのです。

 所得税制の根本に応能負担(税を負担する能力に応じて税を負担するという考え方。つまり所得が多い人が多めに税を納めるということ。)があります。更に、政治的な配慮(選挙を意識した政策)からすると、低所得者への負担を軽くしようという方向性も見えます。

 累進税率は応能負担の1つの形ですが、より多くのメリットを低所得者に与えようとすると、どうしてもどこかで線を引いて、「この条件に該当する方にはこれこれの特典を与えます」という制度設計になってしまいます。つまり、誰かに特典を与えようとすると必然的に「xxxの壁」ができるのです。

 「xxxの壁」を作るとその壁が別の弊害(配偶者控除が女性の社会進出を阻んでいるという議論。小生はこの考え方には賛成しませんが)を生むことになりますが、そもそも一部の方々に特典を与えようということは「xxxの壁」作ることなのです。そういう壁を作っておいて、一方ではその壁が社会進出を阻んでいると言っている。

 なぜこんな堂々巡りの矛盾した議論をしているかというと、こういった類のことは一部分(例えば税制だけ)を変えただけでは根本的な解決にならないにもかかわらず、大衆迎合的な発想で一部の人の損得をベースに議論するからなのです。

この度の所得税の改正議論は、所得税法だけのことではなく、社会保障制度も含めた全般的な改革が必要だと思います。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://zeimufphonma.blog.fc2.com/tb.php/367-282cabdc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

ロックンロールFP&税理士  本間慶喜

Author:ロックンロールFP&税理士  本間慶喜
大学卒業後、バンド活動をしつつ印刷会社勤務。イギリス留学を経て、外為の世界へ。
東京~ロンドン~シンガポールの外国為替市場で通貨オプションの取引に従事。
CFP・宅建取得,そして税理士へ。
住宅ローンアドバイザー。

趣味:ドラム、落語、刺繍、ウォーキング、読書、最近囲碁も始めました。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。