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元外為ブローカーの税理士への道のり
ロックバンド、外為、FP、そして税理士へ・・・そんなオヤジのあれこれです。
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マイナス金利により変わった「常識」
 お金を借りると利息が戻ってくる、逆にお金を預けると目減りしてしまう、そんな経済活動の常識に全く馴染まない「マイナス金利」。借りる側は嬉しいけど貸す側(運用する側)は大変です。個人で言うと住宅ローンの金利が1%を割っているものもありますので、住宅ローン控除が適用を受ければ支払利息分以上が戻ってくるなんてこともあります。

 運用する側は大変です。預金金利などはほぼゼロ。これでは預けている意味が無いということで少しでも期待が持てる金融商品に手を出して、結局は元本割れ。本末転倒ってこともあるようです。金融機関に預けるのは利息はほとんど付きませんが、元本を割るということはありません。考え方はいろいろあると思いますが、7月6日にも書きましたが、「投資はしなけばならないものではない」と思います。

 マイナス金利の影響は他にも出ています。例えば「金」。投資のお話をする時、教科書的には「金」は利息を生まない商品として位置づけられています。ですので、投資で「金」を考えるのは、値上がり益をねらう、インフレ対応、または有事や金融危機の時に頼れる最後の砦といったところでしょうか。
 ところがマイナス金利下では、保有することで資産価値が上がることとなりますので、先ほどの教科書的な説明は成り立たなくなります。ちなみに、東京商品取引所で昨日から金現物の取引が始まりましたね。

 もう一つご紹介するのは、年金債務などの計算に使う割引率です。何十年後かにこれこれの額のお金が必要ですが、現時点ではいくら持っていれば良いかということです。例えば20年後に1000万円用意をする必要があるとします。でも、今その1000万円を持っている必要はありませんね。毎年毎年運用して少しずつ増やしていって20年後に1000万円になっていればよいのですから。
 具体的には、毎年2%で運用できたとすると(つまり「割引率」2%です)、
  Ⅹ ×(1+0.02)の20乗=1000万円  X=6,597,758≒660万円 となります。

 現時点での660万円を毎年2%で複利運用していけば、20年後に1000万円になっているというわけです。運用して毎年少しずつ額が大きくなっていったので、将来必要な額とそのために今用意しておく必要がある額を比較すると、今の方が小さかったのです。これが今までの常識でした。

 ところがマイナス金利はそうはいきません。マイナス金利では、元本は目減りしていきますので、将来1000万円が必要だとすると、それ以上の額が現時点で必要になってくるという、頭では理解し難いことが起こってしまっています。

 だったら、何もしないでタンスにでもお金を置いておけばいいじゃないですか、って声が聞こえてきそうです。
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プロフィール

ロックンロールFP&税理士  本間慶喜

Author:ロックンロールFP&税理士  本間慶喜
大学卒業後、バンド活動をしつつ印刷会社勤務。イギリス留学を経て、外為の世界へ。
東京~ロンドン~シンガポールの外国為替市場で通貨オプションの取引に従事。
CFP・宅建取得,そして税理士へ。
住宅ローンアドバイザー。

趣味:ドラム、落語、刺繍、ウォーキング、読書、最近囲碁も始めました。

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